夫の失業により、夫の健康保険の扶養に入っていた子どもを、妻の健康保険の扶養に切り替えた。
こちらのページでは、その後に会社相手に行う「扶養手続きに伴うマイナンバー(個人番号)申告書ご提出」の手続きについて紹介する。
ちなみに、夫はまだ失業保険受給期間中なので妻の健康保険の扶養には入れないが、子どもは時間がかかったけれど入ることができた(下記記事に詳しく書いた)
必要な提出書類
必要な提出書類としては「①個人番号確認書類」と「②身元確認書類」の2つだけだ。大人であれば、マイナンバーの通知カードか個人番号カードと免許証で済むかもしれないが、子どもの場合だと写真入りの書類がほどんどないため色々と余分に提出する必要がある。
どんなものが提出可能なのかを記載する。
1.個人番号確認書類
個人番号確認書類は下の4つの中から選んで提出する。
マイナンバーの個人番号、氏名、住所または生年月日が表記されている部分をコピーする。
- 通知カード 表面
- 個人番号カード 裏面(顔写真が付いてない面)
- 住民票記載事項証明書(個人番号記載あり)
- 住民票の写し(個人番号記載あり)
引っ越しにともない、住民票は取っていたが、マイナンバーが記載された住民票は取っていない。よってここは「通知カード」のコピーを使うことにする。「表面」という記載があるが、引っ越しをすると裏面に新しい住所が書かれているのでその面もコピーしておいた。
2.身元確認書類
身元確認書類は、顔写真付きかそうでないかによって必要な点数が違う。
顔写真付きであれば、以下の書類の中から1通準備するだけでよい。顔写真、氏名、住所または生年月日が表記されていて、有効期限内のものをコピーする。
顔写真付き書類(1通でよい)
- 個人番号カード 表面(顔写真付き)
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- パスポート
- 身体障害者手帳
- 精神障害者保健福祉手帳
- 療育手帳
- 在留カード
- 特別永住者証明書
顔写真なし書類(顔写真付きがなければこちらを2通)
顔写真なしの書類であれば、以下の書類の中から2通用意する必要がある。こちらも氏名、住所または生年月日が表記されている部分をコピーする。
- 健康保険証
- 年金手帳
- 児童扶養手当証明書(本人名義に限る)
- 特別児童扶養手当証書(本人名義に限る)
- 官公署が発行した書類
官公署が発行した書類というのは、「学生証」「印鑑登録証明書」「住民票の写し」「納税証明書」などのようだ。
子の扶養手続きで用意したもの
通常の扶養手続きと違い、子の扶養手続きの場合は用意できる書類が限られている。我が家で用意できそうなものは以下となった。
◎個人番号確認書類として…通知カードのコピー
◎身元確認書類として…マイナンバーなしの住民票の写し
◎身元確認書類として…保険証のコピー
マイナンバーの利用目的
以前、自身のマイナンバーを提出したが、子どものマイナンバーも必要なのだろうか。こういう問合せが多いからか、マイナンバーの利用目的についても会社書類に記載があった。
- 給与・退職所得の源泉徴収票作成および届出事務
- 雇用保険届出事務
- 労働災害補償保険法に基づく請求に関する事務
- 健康保険・厚生年金保険届出事務
ここで私は「ふーんそうか」と納得して早々に提出してしまうタイプだ。
しかし世の中にはそこに疑問を感じて調べる人もいる。すばらしい。そういう人がいなければ引力は発見されなかった。
上記の説明を読んだ上で、なぜマイナンバーを提出しなければならないんだ、という人にはこちらの記事が役に立つ。
参照:マイナンバーは会社に提出必須?提出方法や会社側の管理義務も解説
こちらの記事にこういう記載があった。
これらの事務手続きはマイナンバー制度が始まったことにより、今までと比べて負担が大きく軽減されました。負担の軽減は人件費の削減にも繋がるので、会社は従業員のマイナンバーを収集したいのです。
TRANS.Biz
マイナンバーというのは、国民一人ひとりに付けられた個人番号だ。これが導入される前は事務手続きは業務負担が大きく、人件費もかなりかかっていたということか。
確かに、会社でも旧姓と新姓で登録が入り乱れていたり、旧組織と新組織でメーリングリストが複数あったり、メールアドレスなどは旧姓のままローマ字で入っていたりと入り乱れており、出向元・出向先でも名前が違い、自分もなんと名乗ってよいのかわからなくなっていたりする。
手書きの提出書類で名前や社員番号を間違える人も多いだろう。そんなことに気を配っていたら100人を超える企業の事務は確かに進みづらいだろう。やってられない。
会社の事務手続きはマイナンバーが導入されてからずいぶん手間が減り楽になった。今後は外注したり、機械化したりもしやすくなり発展性もある。
個人情報なので取り扱いには注意してもらいたいが、作業が便利になるのであれば、私は提出に大賛成。
本当のことを言うと、マイナンバーで紐づけて住所変更やもろもろの手続きはもう1轄して管理してもらって役所の手続きも簡単にしてほしい!
住所変更手続きがまだまだなのである。
マイナンバー関連書類提出の注意
- 現物を送らない(コピーする)
- 特定記録郵便で送る
- 提出期限を守る
手続き書類が送られて1週間以上が経っており、提出期日まであと5日になってしまった。子の保険証や通知カードなどは持ち歩いていないため、コピーを取ったり郵便局に持ち込んだりと手間がかかるため早めの準備が必要かと思う。
会社から書類が届いたら、急いで用意するように!