引っ越しが決まってから落ち着くまで一覧

引っ越しが決まってから落ち着くまで一覧

引っ越しに際して、色々と必要な手続きがある。単身でも大変な手続きだが、家族だと夫婦で分担できるというメリットもあるが、より一層手続きが増える。
現在も進行中の手続きもあるが、ざっとやった方がよい時系列で記録しておく。

アートさんの引越チェックリスト
アートさんの引越チェックリスト

今回の手続きのベースにさせていただいたのが、「アート引越センター」がくれたこちらの「引越チェックリスト」。こういう1枚ものはとても便利。

仕事でも、色々な担当者に色々な指示を出す場合があるが、フォルダに必要書類を入れて「ポンッ」と渡すのは良くない。私は一覧性のある指示書で、全体がわかるように指示するという方法を習った。

今回の引っ越しの手続きに関しても、なんとかこの1ページ内に収めたい。

1.引っ越しの前

引っ越しすることが決まる

会社の辞令、賃貸の契約更新、結婚、転職、就職、単身赴任、子どもの進学、1人暮らしスタート、同居、別居、ご近所トラブル、良い物件を見つけたなど。

引っ越しの理由は様々あると思う。
そして引っ越しをしよう、引っ越ししなければと家族で決まった時が引っ越しのはじまりだ。
賃貸に住んでいる人は管理会社に連絡をして、引っ越しする旨を連絡しよう。

引っ越す家のタイプにもよるだろうが、これを機に断捨離、片づけを始める人は多い。新しい家にはできれば不要ながらくたを持っていきたくない。

引っ越し先の物件を探す

一般的には、まず下記のようなネットで調べられる情報を頼りに探す。

物件を調べる

  • 家賃(+管理費)
  • 間取り
  • 最寄駅
  • 駅までの距離
  • 学校までの距離
  • 居住面積

物件を絞るため詳細検索をする

ここまで絞ってもまだまだ件数が多い場合は詳細検索をする。

  • 築年数
  • エレベーター有
  • ガス種別
  • 1階不可
  • 追い炊き機能
  • 温水便座

耐震設備が気になる方は築年数で絞るとよい。下記参照ページに詳しく書いてある。子どもが小さい場合は、ベビーカーで出入りできるエレベーターが必要だし、プロパンガスだと費用がずいぶん違うので注意が必要だ。防犯面が気になる人は1階不可などの項目もある。

参照:築年数や耐震性をみる目安は?賃貸アパートやマンションの場合|HOME’s


法定耐用年数 が一つの目安になる

■木造:22年
■軽量鉄骨(S) 金属の厚みが3mm以下:19年
■軽量鉄骨(S) 金属の厚みが3mmを超え4mm以下:27年
■重量鉄骨(S) 金属の厚みが6mmを超えるもの:34年
■鉄筋コンクリート(RC)造:47年
■鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造:47年

LIFULL HOME’S

ワンルームなどは、ユニットバスでお風呂とトイレが一緒だったり、追い炊き機能がなかったりする。また最近は温水便座がないと困る人も多い。
あまり条件を厳しくすると物件が出てこないので、何を一番重視するかを考える。

物件ページで見て欲しいところ

個別に物件を見ると、写真や間取りに注目してしまいがちだが、特に見てほしい項目がある。不動産会社のコメントだ。

「久しぶりに空きがでました」「静かな住宅街です」「新婚さんが多いです」などの不動産会社のコメントも確認する。ずっと空いている物件なら家賃の値下げ交渉が可能だし、空きがあまり出ない物件だと理由を聞くきっかけになる。
車通りが多いと排気ガスで洗濯が汚れるし、夜間うるさい可能性がある。新婚さんが多い物件だと明るい雰囲気が予想される。

不動産の内覧に行く

内覧で最低限押さえておくことは以下の通り。不動産会社を分けたり、時期によってすぐに先約が現れたりするので、1つだけでなく複数見せてもらう方がよい。違いなどもわかってくる。

  • 周囲のチェック(出入口の防犯面、ごみ置き場、車の通り、自転車置き場、ポスト)
  • 建物のチェック(壁・床の強度)
  • 室内のチェック(収納、コンセントの位置、窓からの景色、水回り)

不動産会社・見積りの比較

同じ物件でもいろいろな不動産会社が扱っている場合がある。まずは見積りを取って確認しよう。

不動産会社によって仲介手数料の割合(1か月分/0.5か月分)が違ったり、それ以外にも「保証会社」「殺菌」「防カビ」「駆けつけサービス」などの項目を必須にしているところがあるのでそれをチェックする。

保証人のあてがない人は保証会社に頼めば助かるが、親や親せきなどに保証人を頼める場合は、それだけで数万円費用が浮く。

殺菌・防カビサービスも同じ。以前、除菌消臭スプレーで家事騒ぎがあったけれど、不動産会社もそういったスプレー缶で作業をしていると思われる。数万円とられるのなら自身で購入してやってしまおう。

駆けつけ・見守りサービスの必須も困る。24H対応で2年で2万円取られ続けたことがあるが、ほとんど利用しなかった。ガス・電気・水道などはそれぞれの会社に連絡するし、鍵が開かないというトラブルもほぼなかった。

そういった付属サービスが「任意」である不動産会社を選ぼう。

物件仮押さえ

複数物件を見て悩んでいると、その間にも良い物件は他のお客に先を越されることがある。今回も最初に見た物件は、逃してしまった。
すぐには決められないが、良いなと思った物件であれば「仮押さえ」がしたいと不動産会社に言ってみるとよい。

厳密には「仮押さえ」という仕組みはないようだが、ここは不動産会社との取り決め次第だ。

参照:賃貸借契約の仮押さえって可能? 決めきれないけど押さえておきたい時どうする?

私の場合は、仮契約の段階で、重要事項の説明を一通り説明を聞き、必要な項目(氏名・職業・年収・保証人など)を一通り書いて、手付金を払い、キャンセルできることを確認(手付金も全額返却)した。

手付金はだいたい現金で30,000円くらいだ。合わせて、いつまでに引っ越しできればよいのかも聞いておくとよい。

不具合チェック

すでにクリーニングが終わった部屋であれば、難しいかもしれないが、クリーニング前の部屋に案内された場合は、仮契約(または本契約)をした部屋の不具合を事前にチェックして家主さんに修理のお願いをしてもらうとよい。

  • 電球が切れている
  • ドアの閉まりが悪い
  • ここの壁はきれいにして欲しい
  • 網戸が壊れかけている
  • 床がめくれている
  • くぎが出ている

など。賃貸物件の場合はできる限り良い状態にして貸してくれる。もし修理してもらえないようなら家賃の値引きを交渉しよう。

引っ越し候補日を決める

できるのであれば、引っ越し日時の決定は柔軟さをもって行いたい。

たいていの場合は、年末、年度末などの繁忙期、土日祝、連休は引っ越し価格が高く設定されている。
ある引っ越し業者は繁忙期(2月末~3月)価格として10万円を上乗せしていた。1週間ずらせば10万円下げるという。
そういったこともあるので、家族内で第1希望~第5希望くらい用意しておくとよい。

平日に休みを取って引っ越しすれば、小さいお子さんは保育園や幼稚園に預けられるし、土日を使って準備や片づけをすることもできる。また都合のよい時間帯に引っ越しすることができる。

引っ越し業者選び

おおよその引っ越し日の候補が決まれば、引っ越し業者に見積りを取ることができる。会社などで業者が決まっている場合はよいのだが、各自で引っ越す場合はやはり相見積りを取るのが無難だろう。

今回の引っ越しは、私のほかに同僚なども3名以上が引っ越しており、いろいろと連絡を取ってみたが、地域・引っ越し・時期などによるのか大手3社を比較してもかなりの差があった。

どこの業者ならば必ず安い、ということではないようだ。だからやはり相見積りしなくてはいけないようだ。手間がかかるけれど。詳しくはリンクにも書いてあるが、忙しい人は3社見積もってもらうだけで骨が折れる。

単身者は、見積りサービスを使って比較的スムーズに引っ越し業者を選定したようだ。羨ましい!

おすすめは、断然下記「引越し侍」。電話なしで見積りが取れる。
ネットでカンタン申込み!一番安い料金で引越しを予約できます
引越し侍の予約サービス

引越日の決定

引っ越し業者とともに、具体的な引っ越し日時が決まる。

引っ越し日時が決まれば、やれることが急に増えてくる。逆に言うと、引っ越し日時が決まるまでは、もうそわそわして何から手をつけてよいか分からない状態。

戸建ての場合は必要ないが、マンションの場合だと管理人さんに連絡をして引っ越し日の連絡をしよう。引っ越し日はエレベーターを占拠したり、マンション前の道路を塞いだり、オートロックを解除したりする必要が出て来る。事前に伝えておく。

さてここからが引っ越しに関する具体的な諸手続き。

不動産本契約

仮契約だった人は、引っ越し日の決定とともに本契約に入る。

なるべく良い物件をと、私たちはぎりぎりまで様子を見て内覧を続けていたのだが、引っ越し日も無事決まり仮押さえしていた物件と本契約を結ぶことにした。

「甲」「乙」などが書かれた契約書を見たことがあると思うが、その書類に署名捺印をし、保証人にも署名捺印、印鑑証明など提出してもらわなくてはならない。

火災保険と地震保険について

私が迷ったのは本契約の時に入る、「火災保険」と「地震保険」だ。火災保険は必須だけれど、地震保険は必須ではなく、入ると余計に費用がかかる。だからといって地震が来ないとは限らない。

生命保険もそうだけど、こういう不安を保障するタイプの商品って良いのはわかるけど難しいところ。しかし、私はこう解釈している。

「地震が来ても、当面の生活に困らない貯蓄があれば入る必要がない」

地震保険に入っていても、保証される額は火災保険の30%~50%。しかも賃貸のマンションなので、補償対象は家財のみ。我が家はそれほど高価な家具もなければ家電もほぼ10年前の購入だ。

うちは必要なし!
ただし、賃貸ではない場合、新築を建てたり、ローンがたくさんある場合などは相談の上決めた方がよい。貯蓄がない場合のピンチはつらい。

学校関連手続き

学校に通うお子さんが居て、引っ越しによって通えなくなる場合は引っ越しの1か月前には学校に引っ越す予定や最終登校日などの連絡をする。そこで必要な書類をもらうか役所に取りにいくかする。

参照:引っ越しで保育園を転園する方法|引越し侍

参照:小学校の転校手続きまとめ!必要書類や注意点、ベストな時期について

引っ越し先で 私立の小中学校や、高校に通いたい場合は、引っ越し先の地域での学校の情報を調べる必要がある。定員や編入試験の情報を集めて、事前に準備しよう。

役所での手続き

同一市区町村内での転居では特別必要ないが、同一市区町村外の場合は転出届や国民健康保険、国民年金、児童手当などの手続きが必要となる。

ここで必要ならば学校の転校に必要な書類も用意する。

ネット回線手続き

ネット回線も、くれぐれも早く手続きして欲しい。

新しいマンションへ引っ越す場合はすでに回線が通っていたり、ケーブルが来ていたりして、契約するだけのところもあるが、改めて工事が必要な場合もまだ多い。そういった場合は、工事日が都合よく設定できればよいが、引っ越しの繁忙期であったり、キャンペーン加入者が多い場合など、1か月以上先になるケースがあるので、早めに準備すると良い。

詳しくは「引っ越しするなら早めの光回線申込みがおすすめ」をご覧いただきたい。ただし、携帯電話の契約と同じで、オプションと解約時期については確認すること。私の入ったso-net光は3年ごと更新だ。それ以外の解約には違約金がかかる。

家具・インテリアの検討

主要な家具のサイズ測る

引っ越し前と後の間取りを考慮して、事前に家具などのサイズを測っておくとよい。リビングにテレビ台が入るか、寝室にしたい部屋にベッドが入るか、キッチンの隅に冷蔵庫が入るか、ソファーを置いても扉のじゃまにならないかなど。

広くなる場合の引っ越しであれば、何の問題もないことでも、狭くなる場合は注意が必要だ。場合によっては買い替えが必要だったりする。

不要な家具を決め廃棄業者を手配

もし、引っ越し先の部屋が狭く、ベッドやソファー、ダイニングテーブルが置けない場合は思い切って断捨離も必要だ。

ベッドがあっても、ベッドの下に収納があったり、畳んだりできるタイプだとよいが、そうでなければかなりのスペースを取ることになる。家族3人暮らしの場合、布団で寝れば1部屋で3人ならば、心配なく寝れるが、ベッドを入れるとなるとなかなかむつかしい。

高価なものでなければ廃棄し、買い直すというのも手だ。
また、コンパクトなものに買い替えるのもよいだろう。ソファーなどは子どもがいれば飛んだり跳ねたりするし、通常使いでもヘタレてくるので、安いものを買い替えて使うのも良い。

ダイニングテーブルはコンパクトに買い替える予定だったが、なんと廃棄業者の日程が合わず、一旦引っ越し先に持って行ったが…このまま数年使いつづけそうな勢いだ。

廃棄の準備も早めが吉。

カーテンなど必需品の洗い出し

間取りが変わると、カーテンの数や高さ、幅が変わってくる。
隣のマンションとの距離、窓の場所にもよるが、寝室のカーテンや居間のカーテンなど、無いと外から丸見えだったり、とても日差しがきつい、寒さが沁みる場合もあるので、最低限のカーテンは用意した方がよい。

そのためにも内覧の際にカーテンレールのサイズや窓のサイズは測った方がよいだろう。

事前にわかっていれば、カーテンを作ることだって可能だ。カーテンは意外と簡単につくれる。直線縫いだけで。

カーテン以外で必需品だったのは、夫にとっては温水便座、私にはカラーボックスだったな。カラーボックスはいまだに届かないけれど。
収納が少ないので、カラーボックスであちこち収納することにしたけれど、発注が遅かったのでいまだに段ボールが積んである。気を付けられよ。

新しい家具、DIY計画

余裕があるなら、せっかくの引っ越しなので新しい家具やインテリアの検討をして欲しい。引っ越して落ち着いてしまうともう本当にどうでもよくなってしまう。引っ越しのタイミングが一番のチャンスだ。

今回はDIY計画もあるので、電気ドライバーを購入した。引っ越しにも役立つと準備していたが、これは引っ越しの方が素早く解体・組み立てをやってくださったので出番なし。

ただし、新しいカラーボックスなどの棚を組み立てるのにすごく役立つので、電気ドライバーがあった方がいいかも。すごく強く閉めるのは結局手になるのだけど、キャスターなんかを1か所につき4つもネジ回していたら、本当にくたびれる。

公共料金の解約・開通手続き

今は便利な時代なので、ネットでほぼ手続きができる。この作業は早すぎても受け付けてくれないので、引っ越しの2週間前~数日前くらいにはやっておくと良い。

電気は立ち合いが必要ないケースが多いが、ガスは担当者が来てくれる。引っ越し直前の連絡はやめておこう。

手続き自体は簡単で、Webサイトも整ってきているので、電力自由化の恩恵を受けようなど考えなければ、たぶん60分で「水道」「電気」「ガス」「NHK」くらいまでいけるかもしれない。

しかしせっかくの機会だから。引っ越し先の状況を踏まえ、いろいろ考えてみるのもよいかもしれない。下に調べた経緯を貼っておく。エネチェンジでぜひ調べてみよう。

ネットショップ系の住所変更手続き

本人確認が要らない、住所変更手続きは忘れがちなので気が付いたときにやっておくとよい。

たまにしか頼まない、でも定期的には頼むAmazon、楽天、無印、ニトリ、ドクターシーラボ、メルカリ、Yahoo!ショッピングなどなど。

引っ越し前にまだ買い物する場合はよいが、引っ越し後にうっかり注文すると転送が効かず返却されてしまう。引っ越し先に前の住人の荷物がAmazonから届いた。そんなことが起こる。

郵便局経由は転送が効くが、ネットショップは転送が効かない。そういう意味でヤマト運輸、佐川急便などの会員登録している場合は変更しておくのも有効。

少し特殊なのが、宅配のコープなど。ネットでの住所変更も必要だけれど、訪問担当者にもその旨を伝えて欲しいとのことだった。しばらくはオペレーションが悪かった。

郵便局の転送手続き

私の場合は夫が手続きしたので、郵便局に出向いたのでインターネットなのかわからないが、こちらの記事を読んでいる方などは、家族6人分まで「e転居」という郵便局のサイトで転送手続きができる。
引っ越し前でも後でもやっておくことが可能。1年間は転送される。

参照:e転居 オンラインでらくらく転居届|郵便局

金融機関などの重要書類などは「転送不可」というものもあるので、こちらの手続きでホッとせずに、引き続き住所変更手続きはやっていこう。

火災保険の解約

引っ越し前に住んでいたところの火災保険の保障期間がまだ残っている場合は、返金があるので忘れずに解約しよう。最近では、引っ越しの際の解約窓口などもあり、便利になってきている。

私の場合は、継続してまだ7か月しか経ってなかったので17,000円ほど返ってきた。ありがたい!

引っ越し直前の不用品処分

引っ越し業者との契約が決まり、梱包資材が届くまでの間は、ひたすら断捨離するべし。
不用品の断捨離はすでに進んでいるとは思うが、まだの人はできる限り今の慣れた環境で捨てておくべし。引っ越しぎりぎりまでメルカリ売却をやっていると片付かない。購入ももちろん控える。

段ボール到着 梱包の開始

引っ越しの梱包

引っ越し日の1週間前に、段ボール30~50個、ガムテープ、布団用袋などが届く。梱包資材が届けば、引っ越し梱包の開始だ。

あまり使わないものを中心に梱包していく。衣装箱や無印のプラケースみたいなものは中を入れたまま養生テープで引き出しを止めて置くだけでよい。

書籍や、重たいものは小さい段ボールへ要れる。包丁やはさみなどの危険物は新聞紙などでくるんでから入れる。

引っ越し日が近づくにつれ、靴や台所用品、ストック食材、タオルなど梱包できるものが増えていく。

直前の食べ物飲み物、軍手、ごみ袋、捨てていい掃除道具、スリッパ、マスク、通勤に必要なカバン以外は梱包してしまおう。

引っ越し当日に必要な現金は前日までに下ろしておくこと。

2.引っ越し当日

さて、引っ越し当日。我が家は引っ越しのスタート時間が8:30しか空いてなかったので、7:00頃には食器もほぼ片付けていて、冷蔵庫もストップしていたため、コンビニで購入しておいた朝食を取った。

当日は、引っ越し業者が数名来るだけではなく、ガスの立ち合い、エアコン移設業者などもやってくる。貴重品だけは気を付けて、マスク・手袋・簡単な工具・ビニール袋・掃除道具などをキープしておき作業に励もう。

この引っ越し当日の記事は、サカイ引越センターへのリスペクトの意味を込めて別途したためたい。(もう忘れそう)

不動産会社の人も最後に立ち合いにくる。できるだけきれいに掃除しないと退去費が高くなる(気がする)。ただし、最近は録画確認というのがあるらしく事前に取っておいた録画と退去後の録画を見比べて、敷金の返却金額をメールしてくることもある。

ちなみに、我が家は後者。退去後1か月で書類がメールされてきた。

3.引っ越しの後

便座取付、不具合修正

段ボールの荷ほどきや荷物の配置がほぼ片付き、実際に生活し始めて初めてわかるいろいろな不具合がある。

通常の内覧は昼間に行われ、暗闇で電気をつけたり、水道を大量に出したりすることはない。
暗くなるとスイッチが見えなかったり、お風呂のお湯を貯めるのに30分以上かかったり、雨の日に洗濯を干す場所がなかったり、扉を開け閉めするだけでカンカン音がなったり。大きくはなくても小さな不具合がたくさん。

でもこれも解決できないこともないから面白い。そういった不具合改善についてはこちらにまとめてある。

ご近所への挨拶

ご近所挨拶

引っ越ししてすぐに行うべきだったが、2日ほど遅れて、両隣と下の階の家庭に挨拶に伺った。最近のマンションでは必要ないとされているが、小さい子供がいるので何かと迷惑をかけるだろうから、事前に行っておく。

こちらとしても、近所の顔を知れるので安心できる。
引っ越し前後は子どもも精神的に落ち着かず、夜泣きも多かったのでこの挨拶が役に立ったというか安心材料になった。

役所の転出転入

引っ越しが終わって落ち着いたら、引っ越し先の役所に行って転入届を出そう。
国民健康保険、国民年金、児童手当、子どもの医療費免除の手続きもここで行い、学校関連書類もこのタイミングで提出する。

印鑑証明の住所変更は引っ越し先の役所の手続きだけでよい。

住民票を最低1つ取っておけば、今後の免許の書き換えにも使える。

転入する学校に連絡

公立の小中学校の場合は、役所で受け取った書類を引っ越し先の学校に提出するだけでよい。
私立の小中学校や、義務教育でない高校の場合は編入試験などがあるのでこの限りではない。事前に調べて準備しておくことが必要。

必要家具、備品の購入

段ボールの荷ほどきが落ち着けば、足りない家具や備品が出てくる。
わが家では押入れ用の棚や洋服掛けを購入したり、洗濯機上の収納具、浴室突っ張り棒を購入し、生活改善につとめた。

その他の住所変更、定期変更

先に取得した住民票を使って、免許証の住所を書き換えると、金融機関の住所変更もスムーズに行える。

銀行、保険、クレジットカードなどの金融機関の他、所属しているグループ、会社、学校、趣味のサークル、勉強グループ、SNSの住所登録も変更しておこう。いざという時に連絡がつかなくなる。

生活に必要なスマホ、プロバイダ、サーバ、ASPサービスなど、住所登録があるものは随時変更していこう。

さいごに

引っ越しが終わって1か月も経つと、通勤経路や帰宅経路にも慣れてきて心に余裕が生まれてくる。

大人も子どもも一様に落ち着いてくる。

わが家は引っ越しして1か月ほど経った頃に、3歳の子が「おかーちゃん、前の家と今の家どっちがいい?」と私が昔聞いた質問を私にしてきた。
「おかーちゃん、今の家好きよ。」と答えると「ぼくも」と言った。

子どもは変化を嫌うけれど、変化にも強い。
夫も一度は変化を嫌がったけれど、今は満足そうだ。
義母も喜んでくれている。私もうれしい、引っ越し成功。

引っ越しばかりしている人が「引っ越ししても嫌ならまた引っ越せばいいのよ」といった。確かに。面倒だけど引っ越しも慣れだという。

家を買っても不具合で何とか修理して売却した同僚もいた。それに比べたら、どれくらい賃貸の引っ越しが楽なことか。

私は「家賃を下げるための引っ越し」を計画し、見事成功させた。
みなさんも生活スタイルに合った引っ越しを無事成功させて欲しい。