前回、「子の扶養申請」の準備をしたところまで書いたが、住民票の写しや健康保険の資格喪失届などがそろったのでさっそく提出することになった。
それにともない、「扶養手続き」が「健康保険」ではないことが判明。以下私の場合ではあるが参考までに記載する。
健康保険の扶養手続きについて
夫が無職となり、会社の健康保険から国民健康保険(国保)に切り替えることになった。
他ブログにて、会社の健康保険を任意継続した場合とどちらがお得か、みたいなエントリがあったので気になって夫に任意継続しないのか聞いてみたが「前の会社との縁をなるべく切っていきたい」という理由で切り替えたいようだ。
企業勤めばかりの人には縁がないと思うので、参考までに金額など知りたい方は下記サイトが詳しい。
参照:国民健康保険の料金について
夫の国保の費用は、だいたい月37,000円くらいだろうか。これに住民税や年金がかかるので結構な額となる。
夫は、さっそく役所に行って国保に切り替える手続きをしてすでに保険証を手に入れたようだが、子どもは私の会社の健康保険の扶養に入れる予定。
会社の健康保険の扶養に入れるには、会社の人事または健康保険組合での手続きが必要となる。子どもはいつ病気になるかわからない。しかも子どもの保険証をもらってから、別途役所で「子育て支援医療費受給資格証」を再発行してもらう必要があるので急ぐ必要がある。
ちなみに「子育て支援医療費受給資格証」 というのは、市町村が少子化対策と子育て支援の観点から、0歳から中学校卒業前までのお子様の医療費の一部負担金を助成してくれるというもので、これがないと医療費が0円にならないのだ。
もちろん、子供も国保に入れるという選択肢もあるが、国保には「扶養」という概念がなく、子供を国保に入れるのであれば別途、国民健康保険料を払う必要があるのだ。その点、会社の健康保険の扶養であれば費用は0円。その他、健康保険組合のインフルエンザ予防接種サービスなどもあるかもしれない。
①健康保険の扶養手続き
必要な書類(私の場合)
・健康保険被扶養者(異動)届・・・子供分
・健康保険被扶養者状況届・・・子供分
・健康保険の資格喪失届・・・子供分
・世帯全員の住民票(原本)
・昨年度所得証明書(原本)
・雇用保険受給資格者証(表裏写し)←追記
(追記)提出から20日ほど経って、保険証が届いたと思ったら書類不足の連絡が来た。社会保険事務所の仕事は非常に遅いので注意。メール一本くれれば追加で送るのにすべての書類を送り返してくる。
提出先(私の場合)
会社の人事部または健康保険組合
子どもを妻側の健康保険の扶養に入るのはなかなかハードルが高い。
「子供の共同扶養状況の確認」、「被保険者が主たる生計維持者である証明」「配偶者の収入が被保険者の収入より少ないという証明」などが必要となる。
私の場合、家族それぞれの分の1か月の生活費を書き出し、誰がどの費用を負担しているのかという謎の書類を提出する必要があった。私に家賃がいくら、夫にいくら、子どもにいくらなんていう考え方したことなんてないし、生活費を合算した中から、住居費、光熱費など引き落としているので、こんな書類書ける訳がない。
今後の生活では、私の収入がこれくらい、夫がこれくらい、かかる費用はこれくらいという書き方をしてみた。
ちなみに、見込み年収が130万円以下であれば配偶者(この場合は夫)も私の健康保険の扶養には入れるが、このたび会社都合による失業のため、次の仕事を始めるまでは失業保険を受給する予定だ。その場合の収入というのは、社会保険(健康保険)については見込み年収に入るようだ。
失業保険の給付が終わってもまだ無職の場合は、扶養手続きを取る予定。
参照:失業手当をもらうと扶養から外れる?税金上・社会保険上の取り扱い
扶養控除(税制上)の申告について
子どもの保険証を作るため、取り急ぎ①の手続きは行った。そこで「扶養家族」が増えるといくらくらいお得なのだろう?同僚は「そんなもの2000円程度よ」と言っていた。
私は、扶養家族が居ることで税金かなにか安くなるのかなと考えていたのだがお。それってどこで金額がわかるのだろうか?給与明細?
そう考え、会社の手続きについて調べ始めたところで、「税制上の扶養手続き」をすることになった。
会社の人事サイトで「扶養」で検索すると、「健康保険の扶養手続き」と「扶養控除申告手続き」は別のようだった。また、別の用紙では「扶養手当申請」というものもあるではないか。
しかも 「扶養控除」関連の種類は、よく年末調整で印鑑だけ押して提出するみんな一度はみたことある用紙だった。なんだか色々わかってないことが判明。
そこで、扶養について調べたところ以下のサイトを見つけた。
参照:共働き夫婦、子どもの扶養はどっちに入れるべき?「扶養」の基礎知識
扶養にはおおまかに2種類あり、税制上の「扶養」、健康保険の「扶養」となっています。
共働き夫婦、子どもの扶養はどっちに入れるべき?「扶養」の基礎知識
なんと。扶養には2種類あり、扶養に入れるにあたっての収入の考え方も違うなんて。
夫は失業保険をもらう予定だけれど、この場合の収入は税制上の収入にはならないので所得税控除が受けられる。
子供は16歳未満なので所得税控除は受けられないが、住民税での「非課税限度額」の計算上考慮されるというもの。
「所得」が「非課税限度額」に収まる場合、住民税の一定額が課税されない
この非課税限度額の計算式に、多くの市町村で採用されているのが、
・35万円×(1+扶養人数)+32万円この制度を使いたい場合、会社員の場合は、年末調整の「扶養控除等申告書」の一番下の欄「住民税に関する事項、
共働き夫婦、子どもの扶養はどっちに入れるべき?「扶養」の基礎知識
16歳未満の扶養親族」の欄。
取り急ぎ、急な収入アップは見込めないので、控除してもらえる手続きくらいはしておかないと。
②扶養控除(税制上)の申告手続き
必要な書類(私の場合)
・平成31年分給与所得者の扶養控除等(異動)申告書
(健康保険の)扶養手続きの出し忘れ書類として、子供の名前だけ書いて出そうとしたが、上記の理由で夫も扶養に入れることができそうなので、時間もないことだし人事部に確認せずに書いておいた。
提出先(私の場合)
会社の人事部
③会社から扶養手当をもらう手続き(私の場合)
会社側で家族構成に変更があるたびに提出する書類はないだるか。確か、結婚・出産などの時にも提出した。
この書類と関連する書類が「扶養手当申請書」を兼ねている場合がある。こちらも健康保険や所得税控除の手続きとは別の書類になる。
弊社の場合「扶養手当」は子ども1人につき3,000円。同僚が言っていたのはこのことだったのか。少額だがもらえるとありがたい。
月の〇日までに提出すれば、当月の給与から反映されるとあって、例え3,000円でも増えるのならと書類の作成を急いだ。
念のため、夫を扶養に入れた場合の説明も探してみるが、失業保険の扱いなど細かいことがわからない。「健康保険の扱いとは違います」とだけ書いてある。
どうやら、税制上の控除を受けられる配偶者・子どもに関しては、扶養手当が出るという仕組みのようだ。こちらも人事部に確認する時間がない(締め切りまで2日)ので、取り急ぎ記入して提出することにした。
なんと、配偶者を扶養に入れた場合の手当は10,000円。子供と合わせると13,000円ではないか。光熱費くらいはまかなえる、ありがたい。
まだ支給されるとは限ってないが(書類不備の可能性もあるし)、少しずつ希望が湧いてくるではないか。10年給与が上がらなかった私だけど、こんな形でも収入が増えるとありがたい。
とりとめのない書き方だけど、一旦今日はここまで。
(追記)なんと申請した月の25日に、扶養手当が支給されました 涙