古いタイプのお風呂はシャワーヘッドを交換して快適に節約!
引っ越し, 節約
現在、古い賃貸に住んでいて水回りに悩んでいる方。
住んでいる地区の水道料金が高くて悩んでいる方。
シャワーの水圧や水流に不満をお持ちの方。
そんな方は、結構簡単に問題解決できます、シャワーヘッドの交換で!
- 思ったより安価に
- 簡単に取り付けができ
- バスルームの雰囲気にマッチしていて
- 手元でシャワーのONOFF自在の
- 柔らかいお湯が出る
世の中に、こんなにも便利で素晴らしいものがあるなんて。今回は、取り換えが簡単で節約にもなる「シャワーヘッド」について紹介したい。
古いタイプのお風呂の蛇口は調節が難しい
生活費を下げるため、少しでも家賃負担の少ない賃貸物件引っ越しをしてから、色々な改善を行ってきた。
何しろ、昭和半ばに建てられた物件なので、今では当たり前にあるような収納スペースがなかったり、照明やスイッチの配置が良くなく、真っ暗の中でスイッチを探すはめになる。
その中で棚上げになっていたのがお風呂の蛇口。専門用語では水栓というのかな。これだ。
見たことある人もいるだろう。「2ハンドルの混合水栓」と呼ばれるものだ。
50年くらい前ならお湯が出るだけで大喜びだったはずだが、現在はさらにお湯と水の温度や水量が調整しやすい、レバータイプになっている。
今はたいていどうなっているかと言えば…
ジャーン。こちらが現在主流の「温度調節可能の混合水栓」。「サーモスタット~」とも言うようだ。新しいおうちではこれをよく見かける。
当たり前の話だけど、お風呂の蛇口(水栓)のハンドル部分が、お湯と水に分かれていたら、、、とっても湯加減が困難なのだ。特にわが家は、お湯が熱く(どこも熱いかな…)
「お湯1:水9」くらいの割合で混ぜなければならない。
シャワーの出しっぱなしがもったいない
湯加減が困難なおかげで、こんな変化があった。
お湯を貯める場合は、最初に温度調節してしまえば、数分間はそのままで大丈夫だけど、シャワーではそうは行かなかった。
一回止めてからまたシャワーを出すとなると、温度調節が面倒なので適温になったお湯を出したまま作業をしてしまう。
シャンプーの時も、体を洗う時も、子どもを洗う時もシャワーをつけたまま。一応、流しっぱなしがもったいないのはわかっているから、あちこちを手短に洗うようになった。
水がもったいないのと同時に、電気やガスも無駄使いをしていた。
便利に慣れていた分ストレスがたまる
また、温度調節可能の蛇口というのも夫婦ともに経験していたこともあって、入浴のたびにちょっとしたストレスになっていた。
引っ越してすぐ、夫はシャワーの温度調節にいら立っていた。
「1回止めたら、泡だらけのまま温度調整するの、めっちゃ難しいな。」
「お湯1:水9」という微妙な割合で混ぜないといけないため、大人でも加減が難しいのだ。
ちょっとでもお湯が多いとやけどしそうになり、子どもにも適温になるまでは手を出させられない。そろそろ自分で体を洗ったり、流したりする年頃なので、シャワーも簡単に出ればいいのだけど。
私も、優雅にバスタイム…といきたいところだが、面倒なのでシャワーを付けた勢いでざっとすませて上がってしまうことも多い。まぁこれは性格かもしれないけど…
性格ですね
シャワーのON/OFFが容易でないため、シャワーを使うハードルが上がり、ストレスになっていた。
賃貸なので蛇口の交換は費用がかかる
備え付けの照明交換やトイレの温水便座化、収納具の設置など、こちらで工夫すれば何とかなるものも多かったが、やっぱりお風呂の蛇口となると、埋め込まれて白いゴムか何かで塗り固められているので、大規模な工事が必要そうだ。
もちろん、温度調節可能の蛇口本体自体にもお金がかかる。
さすがに賃貸物件でここまで改造したら怒られるだろう。引っ越し当初は気になっていたシャワーも、不便に思いつつも半年が過ぎていた。
解決簡単!シャワーヘッドを取り替えよう
きっかけは節約の話から
きっかけは、Twitterの相互フォロワーさん(@kinarike きなり夫婦さん)のこんなツイートからだった。
へーシャワーヘッドって節約になるのだ。何となく知ってはいたけど、検討をしていなかった部類だったので少し調べてみることにした。
シャワーヘッドってどの部分
シャワーって毎日使う割にそんなにまじまじ見ないと思うけれど、水栓(蛇口)からホースが出ていて、つなぎの金具があって、その先にシャワーヘッドがついている。
今回交換したのは、この「シャワーヘッド」の部分。手持ちのホースや回転金具によって取り付け方が変わってくるため、シャワーヘッドはアダプターとセットで販売されている。
業者向けのモノタロウというサイトで主なメーカーを調べてみた。
・水栓メーカーはTOTOやKVK、SAN-EI
・シャワーホースメーカーは、TOTO、KVK、INAX、GAONA(ガオナ)、カクダイ
・シャワーヘッドメーカーは、TOTO、KVK、GAONA(ガオナ)、カクダイ、タカギ
新しいお宅だと水回りが全て同じメーカーであることが多いが、中古だと途中でリフォーム入ったりして、ばらばらになっていることも多い。
シャワーヘッドに備え付けのアダプターが間に入ると、違うメーカー同士であっても購入したシャワーヘッドが取り付けられるといった形だ。
うーん、よくできてる
シャワーヘッドは意外と安い
さきほどの事業者向けサイト「モノタロウ」で温度調節可能の混合蛇口(水栓)の単体の価格を調べたり、工事費込みの費用を価格.comの「住宅設備・リフォーム」などで調べたところ、少なくとも30,000円以上かかることがわかった。
工事の場合は、価格.comでいくら安値を調べたところで、居住地に対応してもらえるとは限らない。工事業者との距離によって、それ以上の価格設定になっていることもあるだろう。
ところが、蛇口(水栓)シャワーヘッドって驚くほど安い。
シンプルなもので、1,000円と少し、水流調節(3段階調整)ができると数百円値上がりし、さらにホースまで付けても2,000円足らず…
なんだこの驚愕の安さ。これで節水できるというから驚きだ。
シャワーヘッドの取り替え方
これは、本当に写真がなくて申し訳ないのでメーカーの説明資料をお借りした。本当にただくるくると回してそれだけで作業が済んでしまった。
変更前
わが家の場合は、アダプターは一切必要なく交換することができた。
後述するが、2ハンドルの混合水栓の場合は、逆流防止金具も付けるとよいとのことだ。
変更後
ホースやシャワーヘッドがホワイトだったので、購入したシャワーヘッドもホワイトにしたので、全く違和感なく変更できた。
シャワーヘッドのタイプと選び方
今回購入した「 タカギ(takagi) シャワーヘッド キモチイイシャワピタT」だが、かなり種類がある。
シャワーヘッド購入のポイントとして次の項目に気を付けてもらいたい。
- ホースが要るかどうか
- 手元ストップ機能が要るかどうか
- 節水機能があるかどうか(節水レベルもいろいろあり)
- バスルームのカラーに合っているか
- 手持ちの蛇口やホースに適応するか
- シャワー幅
そこまで高価なものではないにしろ、せっかく購入するのだから、タイプはこだわって選んでほしい。後述するが、もっとすごい機能を備えているものも多いのだ。
機能や価格も重要だけど、色やデザインが気に入っているかどうかというのはすごく大事なポイントだ。それだけで気分が上がったり下がったりする。
シャワー幅についての補足だが、タカギ(takagi)で言えば、ハンドとフックという種別がありシャワー幅が選べる(ハンドが狭く、フックが広い)。
シャワーヘッドの交換だけでバスルームは見違える
シャワーヘッドを取り換えるという、たった数分と1,000円と少しでこんなにもバスルームが見違えるなんて。
特別な機能を備えていない、シンプルなシャワーヘッドを選んだけれど、デザインを含め、節水機能と手元ストップ機能、柔らかい水流。文句のつけどころがない。
夫大絶賛!最大の魅力は手元止水機能
新しいものに変更した時の、夫の反応はすこぶる良かった。
物や事柄に対して、「良い:普通:悪い」と評価するときに、それぞれのキャラクター配分というのがある。
私は比較的おめでたい人間なので、「5:3:2」くらいなのかな。特に自分で購入したものに対しては、バイアスがかかって良く評価しがち。
しかし、夫は結構シビアで現実主義だ。「1:5:4」と言っても過言ではない。ストライクゾーンが狭いのだ。
→家族紹介にも書いてあるのでぜひ一読を!
その夫が、絶賛したのだ。引っ越して以来の数々の改善の中でもトップクラスの賛辞!!夫が絶賛しているのは「手元ストップ機能」これに尽きる。
お湯の調節が1度ですむ便利さに非常に満足している。
夫にとって、「節水」などはどうでもよいのかもしれない。しかし私はその後の水道料金を楽しみにしているため、秋が深まってもお風呂にお湯を貯めていない。夏の数字と比較したいから…笑
シャワーヘッドによる節約
わが家での水道料金の検証はまだ終わっていないが、シャワーヘッドメーカーが出している節水の目安を紹介しておく。
メーカー(takagi)側の節水目安
タカギ(takagi) シャワーヘッド キモチイイシャワピタT 節水 工具不要 取り付けかんたん JSB012 【安心の2年間保証】
私が購入したシャワーヘッドの商品ページには、こう書かれている。
「節水・節約効果」最大31%の節湯
水道水の単位料金(上下水道代含む)265円/立方メートル・・・東京都水道局上下水道料金(2013年7月時点)。配管径:20mm、30立方メートル/月。
ガスの単位料金181円/立方メートル・・・東京ガス:32立方メートル/月使用した時の料金(2013年7月時点)
※1日1回使用、1回の使用時間は5分、家族構成4人で算出。
タカギ(takagi)Amazonサイト キモチイイシャワピタT 節水ページ
わが家の節水検証
水道料金は2か月に1回なので、データが揃い次第発表予定!
シャワーヘッドでこんなこともできる!
角度や水圧が替えられる
シャワーヘッドの先が360℃回転できるものもある。そして、水圧も3段階調節が可能だ。
節水レベルは20%~50%まで選べる
商品によって書き方は違うが、「70%節水」「80%節水」など書かれている商品がある。その場合は、シャワーヘッドの交換をしない場合の水の使用量を100%とした場合の水の使用量が書かれている。
水圧を変えて頭皮マッサージ
塩素を除去して髪をしなやかに!
気泡が細かいファインバブルで気持ちよく
急に高額な商品になるが、「お風呂のソムリエ」なる人が紹介しているファインバブルが出てくるシャワーヘッドだ。メーカーによっては、ファインバブルではなく 「マイクロナノバブル」 と表現しているようだが、細かい泡という点では似通っている。
ファインバブルというのは、通常の泡の100分の1ほどの小さな気泡がシャワーの水に含まれているという、すでにシャワーヘッドというよりは美容器具のような性能を持っている。
シャワーヘッドごと湯船に入れると、気泡でお湯が白く濁ってシルキーバスにできるそうだ。
細かい気泡がシャワーから勢いよく出てくることによって、頭皮や肌の毛穴汚れなどもやさしく洗い流すとある。
私が注目したのは、この価格帯の商品のキャッチコピーだ。
・クレンジングなしでも化粧が落ちる!?
・美容液を浴びる
表現がすごすぎて笑ってしまった。美容業界はこれくらい言わないとだめなのかな。
ただ、細かい泡は目に見えないので、そういった繊細な変化が感じられないかたは、まずは低価格のシャワーヘッドをおすすめしたい。
私のイチオシシャワーヘッド
今回私が購入したものでもあるこちらの商品。
古いタイプのバスルームに映える「白」!こんなに安くてよいのか心配になるレベルだ。
もしご実家が、まだ設置当初の古いシャワーヘッドをお使いならば、こちらに交換するだけでも喜ばれるはず。実行する場合は、以下の注意点までセットで読んでほしい。
シャワーヘッドに関する注意点
- 水(湯)を出し過ぎると手元でオンオフしづらい
- 手元スイッチに頼りすぎ、大元の蛇口を閉め忘れる
- 手元オフしてるの忘れて蛇口をさらに回してしまう
- アダプターが合わない商品の購入間違い
→念のため蛇口メーカーとの相性を調べる - 賃貸なら外したシャワーヘッドを紛失しないようにする
- 2ハンドルの混合蛇口の場合は逆流防止のために「逆止弁アダプター」がある方がよい(メーカー記載)
- デッキ2ハンドル(シャワー)混合栓(蛇口)では使用できない
わが家の2ハンドルと何が違うかというと、おそらく…シャワーホースの向きだ。下に伸びているか、上に伸びているか。
水圧の関係で、こちらのタイプが逆流してしまうのだろう。
逆止弁アダプターも各社が取り揃えている。シャワーヘッドと同じメーカーのが無難か。こちらは、私が購入したメーカー指定のもの。
逆止弁アダプターのが本体より高いけれど。逆流が心配な方はこちらを使用のこと。
さいごに
ほんと、こんな簡単なことで毎日が幸せに過ごせるなんて思っていなかった。シャワーを使うたびに「やったな」と思う。これで節水できて水道料金が減っていたら万々歳だな。
もし節約できていたら、こちらを追加で購入したい。
実は、私のシャワーヘッドにも「塩素除去カプセル」が取り付けられるのだ。
ぜひ、こちらもトライして節水効果とともに追記したい。