夫の好きなもの探し

好きなもの探し
好きなもの探し

まさかこのタイトルで書ける日がくるとは。

私たちは、なんというか旧式な夫婦という感じで、友達のようになんでも話をするような関係ではなかった。数か月前もくだらないことで喧嘩になり離婚・別居騒動を引き起こしたばかりだ。年に1,2回は大きな喧嘩(冷戦)を起こしていて、そのせいで家は買わないだろうなとお互いに思っている感じ。

大きく違うのは性格の差。私は楽天的で革新的。っていうと聞こえがいいが、ずぼらで適当で好奇心旺盛で忘れっぽい。夫は慎重派で整頓好き。悪く言うと細かくて神経質で…これ以上はやめよう止まらん。IQで言うと間違いなく夫が高く、EQで言うと間違いなく私だろうね。どちらも高い子になれよ、息子。

世の中はツッコミよりもボケを求めてると、師匠のニシノさんは言うけど、そのせいか私のニーズは友達関係においては結構ある。遊ぶのも勉強もスポーツも飲み会も好きだからね。その反対を行ってるのかな、孤高な感じがする夫。唯一の共通点は、ダウンタウンのまっちゃん好きなくらいか。いやこれめっちゃ貴重。
あぁ話がそれたね。昨日、体調不良で早くに自宅にいた夫と話す機会があり、今までこういったやりとりをメッセンジャーで行っていたんだけど初めてまともに会話した。
聞きたかったこと、考えたこといろいろ話せた。

夫に聞きたかったこと

資格の取得について、業務委託について、知人の紹介についてやってみたいこと、お金をもらってできそうなこと、ブログ作成、アフィリエイト好きなもの、やってみたいこと。色々あった。一体何がどれくらいやってみたいのだろう。

いくらお金を稼げばいいといっても、やりたくないこともあるだろうし、こうなったら新規一転やってみたいことだってあるかもしれない。それを引き出すのが私の役目ではないのか、がおおお。しかし思ってもみない方向に会話がすすんで。私が勧めたのは「一人旅」だった・・・・

夫を模索する会話

私「日本語教師よさそうよね」
夫「そやなぁ、訓練に受かればいいよね、海外留学生も増えそうやし」

私「行政書士とかは?」
夫「がんばったら受からんこともないやろうけど、これがあるから仕事見つかるということではないし、これだけで独立もまた厳しい」

私「今は、資格×資格 経験×経験らしいで。今までの相談スキルと資格を活かしてみたら? 日本語教師×行政書士(気化申請)、離婚相談×行政書士(離婚手続き)とか」
夫「そんなにうまくはいかないやろう。行政書士っていってもできる範囲は狭い」
私「…」

私「宅建とかマンション管理士」
夫「まったく興味ないわ」
私「福祉系の勉強も多いみたいよ」
夫「体力仕事やからなぁ」「でもまぁ日本語教師はおもしろいなと思ったよ」
私「そやね。博識やし言葉きっちり覚えるの得意やもんね。そういう意味でライティングも向いてると思う。」

私「アフィリエイトの説明サイトは見た?」
夫「見た見た。いろんな人がやりつくした感はあるな。おれそんなに専門知識ないからなあ」
私「サッカーは?」
夫「全部は見てない」
私「恋愛相談サイトは?」
夫「昔やってたやつ置いてたらよかったな」「知人はムエタイのマニアックなサイトとか、昔アダルト系のサイト更新でめちゃもうかってたよ、そいつに相談してみようかな」
私「それいいやん!!!」

私「私の知人もちょいちょい人を募集してるよ。」
夫「やっぱ人の紹介って強いからなぁ、まぁ食うためにはなんだってやるよ」
私「業務委託も調べてみたよ。ルートの配達とかあったよ」
夫「あぁUber Eatsみたいなやつ?」
私「ん、私それ知らんわ」「配送の業務委託とはまた違うんかな。そんなんやったらあったけど」
夫「まぁ車ないしな」
私「あぁ…」

今やりたいことは特になし。やりたいことはもうすでにやってしまった。あとは食うために仕事するだけ。
このセリフに、心底悲しくなってしまい。私は数か月旅に出たら?と勧めた。やりたいことがないなんて悲しすぎる。