好きな布で作る、簡単カーテン 節約にも◎

好きな布で作る、簡単カーテン-節約にも◎

普通の家庭では、冷蔵庫にお肉があるみたいに「たまたまいい布があった」みたいなことはないかもしれない。
ところが、物持ちが良かったり、手芸素材が好き、お得な買い物が好きな暗躍妻にはよくあることだったりする。

引っ越しの梱包で見つけた素材

引っ越しの荷物を片付けるときに、一番最初に梱包した箱は「一番お気に入りの布」だったんだけど、その布を詰めるときに少し前にCreemaで購入したインテリアファブリックに目が止まった。

カーテン生地

「この生地、柄が大きいし透けないし幅も広いので、寝室にぴったりかも!」
[1m 600円 幅1.5m ポリエステル 洗濯可 ]

かわいい、安いというだけで、カーテン生地と意識して買った訳ではないけど、今サイトで確認したら遮光2級だった。 しかもdocomoのポイントを使って送料込み364円で購入していた。我ながらすごい。

閃いた💡ときの私はすばやい。簡単にカーテンができる方法をざざっと検索、そこで「カーテンテープ」や「トリプルカーテンフック」という商品を初めて知った。「プリーツフック」などとも呼ぶらしい。

カーテンって金具つけたり、プリーツ付けるために布を畳んで縫ったり、測ったり大変だろうな、こればかりは買った方が早いなと思っていたけど。完全に間違ってたというか知らなかったな。

簡単カーテンを作っている人は意外と多い

「簡単 カーテン」などで検索し、のちに「カーテンテープ」「プリーツカーテン」などで検索するといくらでもカーテンを作っている人は見つかった。

参照:こども部屋のカーテンを縫いました
参照:カーテンテープを使った簡単カーテン作り
参照:画期的!IKEAのカーテンテープを使って、超簡単!カーテン製作

手作り好きな方、オリジナルのインテリアにこだわってる方、IKEAが好きなかた、色々見ていると楽しい。

文章で説明するよりは、見て理解した方が早いだろう。
下の図を見てほしい。端処理をしていない布端にカーテンテープを直線で縫い、折り返してまた食直線で縫って、クリップを挿すだけという。

プリーツテープの使用方法 TOSO
プリーツテープの使用方法 TOSO

なんて簡単なんだ。こんなことも知らずにこんな年になってしまった(笑)
布と「カーテン(プリーツ)テープ」「トリプル(プリーツ)カーテンクリップ」これらの道具があれば簡単にカーテンが作れそうだ。

左から トリプルカーテンフック、カーテンテープの裏表
左から トリプルカーテンフック、カーテンテープの裏表

私が購入したのはこちらの2つ。カーテンテープは2つセットで販売していたので余分に買ってしまった。
トリプルカーテンフックには(半間分)という記載がある。「半間」とは約90cmのことだが、カーテンで言うと幅1mのことを指す。

私のカーテン設置予定の窓は120×120cmで、布幅は150cm、長さは135cm。まぁこれは適当に調整してカバーすることに。

TOSOのカーテンテープは、これは手芸店やホームセンターで手に入るようだ。ネットで探したが楽天だと驚くほど送料が高い。

Amazonだとこちらの「サンコッコー 2m 75mm」が私の使用したものに近い。プライム会員なら、価格も486円でお手軽。カーテンフックにしても、カーテンテープにしても75mm、50mm、25mmなど種類があるのでそこは注意して欲しい。

IKEAにも生地の測り売りコーナーがあり、「ヘディングテープ KRONILL」や様々な金具が売ってあり、カーテンレールに付けたり、ポールに通すだけだったりと、いろいろな形態のカーテンが作れるようだ。

残念だが、IKEAは電車で30分以上かかる距離。

今回は、インテリアにこだわって作るというよりは、カーテンを買わずに、できるだけ安く、短時間で私の好奇心を満たしてくれるという目的でカーテンを作った。
こだわる方はもちろん、自分の好きな生地で、直線縫いだけで、好きなサイズのカーテンが簡単にできるので、ぜひ参考にして欲しい!

簡単カーテンの作り方

前置き長くなったが、ここからが作り方。

必要なもの

幅1mくらいの窓用
幅1mくらいの窓用

カーテン用の布 半間1m(200cm×必要な長さ+12cm)、カーテンテープ(2m)、プリーツカーテンフック(8個)
※手持ちの布は幅150cm×長さ135cmだったが、裾をぎりぎりで折ったり、通常のフックなどを掛け合わせて何とかした(文末の仕上がり参照)

これ以外に、ミシン、布に合った糸、アイロン、ハサミ、クリップか待ち針などが必要。チャコペンやフリクションのペンがあれば布に目印が描けて便利。

かかった費用(暗躍妻の場合)

  • カーテン生地 364円(400ポイント使用)
  • カーテンテープ 2m 250円(メルカリポイント使用 2つ500円)
  • トリプルカーテンフック 583円

合計:1,197円

生地自体は昨年に(目的もなく)購入しており、さらに日々断捨離と不用品販売に勤しむメルカリにてカーテンテープを見つけられたのは超ラッキーだった。そのため、実際の出費は583円。

引っ越しにはいろいろなお金がかかっているので、気に入った柄を子どもの寝る部屋のカーテンにできて583円というのは満足度が高い。

ざっと簡単に手順を説明

  1. カーテンの両端を縫う
  2. カーテンの裾を縫う
  3. カーテンテープを付ける
  4. カーテンフックを付ける

以上。簡単でしょ。全て直線縫い。

1.カーテンの両端を縫う

アイロンで折り目をつける
アイロンで折り目をつける

まずはアイロンで両端に折り目を付ける。
カーテン用のインテリア生地はアイロンできっちり折り目がつきにくいけれど、やっておくと安心して縫える。

アイロンした後は、まち針やクリップで止めるとなおよいが、直接なので無くてもそのまま縫うことは可能。

両端を直線縫い
両端を直線縫い

たまたま生地の端だったので2つ折りで縫ったが、裁断していてほつれそうなら3つ折りで縫う。

これくらいの大きなものを縫うときのポイントだけど、ミシンの縫い目の間隔を大きくして縫うと早くきれいに仕上がる。(最初と最後の返し縫いの時だけ細かくしておくとほどけにくい)
例えば、私はデフォルトの設定「2.5」のところを「5.0」にして縫った。これはミシンによって違うと思うけれど、決まりはないので大き目にするとよい。

縫い目のメモリを調整しながら縫う
縫い目のメモリを調整しながら縫う

最初だからか、生地がカーテン用で目が粗いからか、縫いはじめは糸がつっぱったりすることがある。糸の調子を合わせたり、布をミシンの前後で手でひっぱるなどすると縫いやすい。

つっぱってる場合も指で糸をしごいたりすると結構まっすぐに戻る。そしてアイロンでもかけると何もなかったかのように!

縫ったあともアイロンしておくとごまかしがきく
縫ったあともアイロンしておくとごまかしがきく

2.カーテンの裾を縫う

アイロン前におよその目印をつけるとアイロンしやすい
アイロン前におよその目印をつけるとアイロンしやすい

たいていの布は、購入した時に織り目に沿ってハサミが入っているのでまぁまぁまっすぐだけど、それでも多少の歪みはある。布は、引っ張り方や置き方次第で縦横が動くので、心配な人はアイロン前に目印をつけるとよい。

こういった柄やチェック柄、水玉であれば目印がつけやすい。

ただ、目印をきっちりつけたところで、アイロンでずれたり、ミシンでずれたりするので、あまり必死にやらなくてもよい。カーテンの誤差などしれてる。

アイロンをする過程で、フリクションの目印はきれいに消える。(チャコペンシルの場合は洗濯すると消える)

カーテンの裾を縫う
カーテンの裾を縫う
途中で歪む動画

私の場合はここだけ3つ折り。市販のカーテンを見るとわかるが、通常であれば重みを付けるためなのか8cmほど折り返してあるが、私は布に余裕がないのでぎりぎり2cmくらいで縫った。

3.カーテンテープを付ける

カーテンテープに目印をつける
カーテンテープに目印をつける

ピンを指すところを縫ってしまわないように、テープの上下、裏表を間違えないように、テープに目印を書いておくとよい。私はぼんやりしているので、この→が結構役立った。

画像の細かい点線が縫うところ、大きな点線が挿す側なんだけど、慣れるまでわからないよね。

このカーテンテープはめちゃめちゃ張りがあって、端はただハサミで切っただけだけどほつれにくそう。(洗うとどうなるのだろう)

縫ったイメージ
縫ったイメージ

まだ縫ってないけど、カーテンの上部(裏)はこんなイメージになる。
これ、カーテンテープの端が隠れる方がよいのか悩むところ。
両端を最後に縫った方がきれいになる気はする。

まずは、カーテンテープの上部を縫っていく。この状態から上部に開いてテープと布を2cm重ねて縫う。

重ね位置に目印をつける
重ね位置に目印をつける

布の上部から2cmと言っても、布ががたがただったりほつれたりしている場合もあるので、大まかな目安が欲しい人はフリクションで目印を付けておくと縫いやすい。私は最初しかクリップしていないので、この目印が役に立った。

布とテープを2cm重ねてクリップ
布とテープを2cm重ねてクリップ

こんな感じで1か所でもクリップで止めておくと、ミシンに布を運んだときに安心できる。大きい物を縫うときは、布を運んだだけで、色んなものが落ちたり引っかかったりするので、テープがどこかに行きやすい。

テープと布を表から縫う
テープと布を表から縫う

こんな感じで、ミシンにセットしてしまえば後はまっすぐ縫うだけ。
本日初めての2枚の布を合わせて縫う作業。

カーテンテープの上をつけたところ
カーテンテープの上をつけたところ

カーテンテープの上部を縫い合わせて裏返すとこんな感じ。ほつれている糸やがたがたもすべて中に入れてしまえるので処置は不要。

5mm隙間を空けて折り返してアイロン
5mm隙間を空けて折り返してアイロン

カーテンテープを折り返し、布に5mmほど余裕を残してアイロンをかける。このアイロンは結構重要かな。もうこの最上部は縫うことがなく、これがカーテンの形になる所なので。

ラストの直線縫い
ラストの直線縫い

これが直線縫いの最後となる。細かい点線に沿って縫うだけなのでここは何も考えずに縫える、とすごいスピードで縫ったところ、歪んでいて、大事な最上部がへんになった…

みなさん、油断は禁物で。

4.カーテンフックを付ける

クリップを指すところを決める
クリップを指すところを決める

さて、ここからがカーテンらしい作業となる。
「トリプルカーテンフック」を付けるのだ。私は半間用の8個入りを購入したのだけど、2mの布ではないので、1つ減らして7つ使うことに。

両端に1つずつ、真ん中に1つ、あとはバランスを見て2つ。
適当です。

購入したカーテンテープによって、フックが挿せる間隔が違うと思うので、そのあたりは目印を付けながらの作業となる。

トリプルクリップを挿した所
トリプルクリップを挿した所

端にトリプルクリップを挿してみた。慣れるまでこの作業が一番難しいかもしれない。3つの差込口を寄せて3本同時に挿す。
クリップの形状に合わせて布を寄せるだけで、カーテンのひだができるという仕組み。考えた人天才!

簡単プリーツカーテン完成

長らくお待たせしました。完成したカーテンがこちら。

ちょっと子ども部屋(私の部屋だけど)らしくなったでしょう。部屋が明るくなったねと夫談。
子どもにも「これいいでしょ?」「いいね」と言ってもらった。

引っ越し先での初ミシン。以前のようにミシン部屋はないけれど、目的さえあればなんとかざっと用意して縫える体制を整えていきたい。

ご質問ある方は、ぜひプロフィールにあるTwitterからどうぞ。
コメント欄はすぐに英語のコメント入るので閉じてるので。

以上